サステナビリティ・マネジメント マテリアリティ

UBEグループのマテリアリティ

UBEグループでは、2025年度からの新中期経営計画策定に合わせ、2030年の目指す姿(長期ビジョン)「地球環境と人々の健康、そして豊かな未来社会に貢献するスペシャリティ化学企業」を実現するため、全社一丸となって取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を見直しました。

見直しにあたっては役員経営研究会での候補選定から経営会議での審議を経て、取締役会で妥当性を確認、決議しました。

UBEグループは、創業の精神、パーパス、経営理念および経営方針からなる理念体系を念頭に、今回新たにマテリアリティとして特定した4分野5つのマテリアリティ

  • 成長   :スペシャリティ事業の拡大
  • 社会   :多様な人財の活躍/労働安全・保安防災
  • 環境   :地球環境問題への対応
  • ガバナンス:誠実で公正な企業統治

に真摯に取り組むとともに、サステナブル経営の指標として2030年度までのKPIを設定、その進捗を毎年確認することで、社会課題の解決とUBEグループが目指す2030年の姿の実現につなげていきます。

マテリアリティの特定プロセス

STEP 1
  • 社会課題・社会変化(外部環境)の把握・整理

    UBEグループが事業を通じて社会課題の解決に貢献する範囲と優先順位を明確にするべく、国際ガイドラインやイニシアチブを参考に国内外で認識されている課題を網羅的に抽出し、「成長」「社会」「環境」「ガバナンス」の4分野で把握・整理しました。

  • 参考にした国際ガイドラインやイニシアチブ
STEP 2役員経営研究会で候補選定→経営会議で審議(サステナビリティ委員会)役員経営研究会で候補選定→経営会議で審議(サステナビリティ委員会)
  • マテリアリティの整理・特定

    以下の順番で、マテリアリティの特定を実施しています。

    ①当社への影響・関与の度合いなどを確認
    STEP1で整理した社会課題の内容について検討・分析を行った上で、当社グループへの影響等について確認しました。
    ②「マテリアリティマップ」による優先順位付け(重要度評価)
    ①で確認した社会課題を、ステークホルダーにとっての重要度とUBEグループにとっての重要度の2軸でマッピングし、重要度の優先順位付けを4象限で行いました。
    ③マテリアリティの特定
    ②で優先順位付けしたマテリアリティを「整合性」「独自性」「認識ギャップの解消」の3点で再検討し、UBEグループのマテリアリティを特定しました。
  • マテリアリティマップ/マテリアリティを特定するための3つの留意点
STEP 3経営会議で審議(サステナビリティ委員会)経営会議で審議(サステナビリティ委員会)

分野別マテリアリティのゴール策定および主な取り組み、KPIの検討

4分野ごとにゴールを策定し、主な取り組みおよびKPIについて検討しました。

STEP 4取締役会で決議取締役会で決議

マテリアリティの決定

特定したマテリアリティおよびゴール、主な取り組み、KPIの妥当性を審議し、最終決定しました。

マテリアリティマップ(課題テーマの抽出)

図:UBEのマテリアリティ